強制決済が起こる場合とは。
強制決済と追証については、証拠金取引固有のリスクです。
強制決済とは、損失が拡大して証拠金を割り込んでしまう前にあらかじめルールとして決められた割合で業者側が損切りを強制的に行うものです。
一方、追証とは含み損が一定の割合に達した時点で証拠金を追加するか取引を終了させるかどうかを選択する(マージンコールとも)ルールのことを指す言葉です。しかし、FXでは単に強制ロスカットが間に合わなかった場合に不足分を追加で入金するという意味で使用されていることがほとんどです。
FXでは、本来の証拠金が少ないですよという警告という意味での追証・マージンコールの制度を導入している業者がほとんどないからです。
では、実際の例を紹介しましょう。
レバレッジを何百倍にもして取引をしているときに、重大な経済指標の発表時間に巻き込まれてしまった場合、流動性が極端に低下する(取引のベクトルが一方に偏って売買がスムーズに成立しない)ため、強制ロスカットの基準に達したのにもかかわらず、そのさらにもっと損なレートになったときにようやく決済されるというケースが多く存在します。
この問題については、各FX業者のホームページでもよく警告されていて、影響力が特に大きいといわれている米国雇用統計などの発表時には、ポジション管理を徹底するよう注意書きを掲載しています。
指標発表時の一方的な流れを利用して稼ぎを狙う、指標スキャル(ピング)という手法を用いるトレーダーもいるのですが思惑からはずれると強制決済だけでなく追証までも求められてしまうという危険性が高まります。
取引の流動性に対する意識と、レバレッジの管理をしっかりと行うことでこのリスクは減らせます。
投資家本人の責任が大きく結果を左右するリスクの一つですから、このような時期にポジションを持ち越さないようにあらかじめ決済しておくなどの対策を考えておきましょう。
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